代表者より

代表の思いを皆様にお伝えいたします。

はじめに

医師は患者の苦痛や体の不調を聞きながら、それにあった薬を処方したり治療を進めます。

税理士も同じように、会社の試算表や決算書、税務申告書を通じて会社の資金繰りや経営体質の弱点を指摘し、分析し、適切なアドバイスをお客様に行うサービス業だと思っています。

お客さまの親身になって解決策を一緒に模索していくこの仕事が私は大好きです。

皆さまに満足感と信頼感を与えられるよう日々精進しております。

土屋 雅資

代表土屋 雅資(つちや まさし)

  • 税理士
  • 宅地建物取引士
  • FP
  • 土屋雅資税理士事務所所長
  • 静岡県出身昭和39年生まれ
  • 法政大学経済学科卒
  • 株式会社ビジネスサポート
  • 代表取締役

平成25年まで資格の学校TACにて、宅建、ファイナシャルプランナー(相続事業承継、タックスプランニング)の人気講師として10年間活躍。今後は遺言の書き方、終活のすすめなどについてのセミナー開催予定。

士業を取り巻く近年の環境

 近年の士業を取り巻く環境は、非常に厳しい現実があります。皆様も新聞等でご存じの方も多いとおもいますが、弁護士、公認会計士、税理士等の最難関の国家資格を取得しても、就職難で、資格だけで食べていける時代は終わりました。

 例えば医療の業界では、症例に応じて、各専門家が対応することが常識となっております。かかりつけのドクターで対応できない場合には、各分野の専門医に診断・治療を依頼します。しかしながら税務の世界では、いまだに「顧問税理士に任せておけばすべて安心」という一種の思い込みがあります。

 実際には、税務の業界も医療の業界と同様に、様々な専門分野が存在し、全ての分野に一人で完全に対応できる税理士は存在しません。お客様に安心していただくには、税務の世界でも医療の業界と同じく、専門的なサービスが必要なのです。税務調査や税務問題への対応は、実務上は課税側である税務当局との交渉にかかっています。法律に反していない部分(シロ)と、逆に法律に反している部分(クロ)は明らかに判別がつきます。

 しかし、実際はシロやクロで判別できる範囲は非常に限られており、法律の解釈ではなく税務署の裁量により、その判断が大きく異なる「グレーゾーン」が広範囲を占めています。
税務上の問題点につき税務調査などで税務署サイドと見解の相違が発生した時には、安易な妥協をしてはならない、ということです。
そして、税務当局に少しでも納税者を軽視するような理にかなわない発言や行為があった時には実際には「あらゆる技術と論法を駆使して本気で立ち向かう」ということです。

そのようにしてプロとしての誇りを大切にして来た結果として、私は多くの税務当局との折衝で納税者に有利な決着を勝ち取ってきたと自負しております。誇り高きプロ意識の存在意義がそこにあります。

「心の時代」の税理士に求められるもの

税理士 土屋雅資 (会計人コース寄稿)

 こんにちは、税理士の土屋です。
税理士とは皆様にとってどんな存在なのでしょうか。
税理士は基本的にはサービス業であるというのが私の持論です。「クライアントの話を聞いて、お金を頂いている商売」である、と。

 たとえば最近、「心の時代」といわれるようになってから医療の中でも心療内科(精神科)が人気があります。それは薬を処方するのはもちろんですが、患者さんの悩みや苦しみをじっくりと聞いてあげて、一緒に相談にのってあげているからではないでしょうか。
医師が患者の苦痛や身体の不調を聞きながらそれにあった処方をし、薬を出すように、税理士は会社の試算表や決算書、税務申告書を通じて、会社の資金繰りや経営体質の弱点を指摘し、分析し、適切なアドバイスを経営者にしていきます。
税理士も心療内科と同様に、クライアントの経営者の悩みをじっくり聞いて、たとえ答えがでなくても「そうですよ、わかりますよ」という言葉を掛けることが一番大切なのではないかと思うのです。
私たちのクライアントである、中小零細企業の経営者は会社の業績、資金繰り、人の採用等すべてを自分の責任と決断でおこなっていかなければなりません。社員にはいえない気苦労も多く、そんな悩みや不安を唯一話せるのが税理士ではないかと思います。
私は、人と話をするのが好きですし、そういった悩みを打ち明けてくださる経営者の方と親身になって解決策を模索していくこの仕事が大好きです。
サービス業であるならば、クライアントに安心感と満足感と信頼感を与えるのが税理士の使命ではないでしょうか。
私たちはそんな税理士でいられるように日々精進しています。